親からの相続で、実家を引き継いだものの、住む人もいないため売却に出している方も多いでしょう。
しかし、なかなか思うように売れず、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、しっかり売れない原因を把握し、対策する必要があります。
今回は、売却できない原因と対策方法について見ていきましょう。
実家がなかなか売れない原因とは?
売り出し価格が高い
適正価格で売却していても、売れないことはよくあります。
そこで、まずは価格から見直しましょう。
不動産会社が設定する価格は、必ずしも適正価格ではありません。
売買価格が高いほど仲介手数料を確保できるので、できるだけ高く売りたいと考えているところが多いです。
相場よりも高い価格で売りに出している場合があるので、再度価格を検討してみましょう。
物件の条件が悪い
物件の条件が好ましくないことも原因の1つとして挙げられます。
特に、立地は重要です。
駅から遠かったり、日当たりが悪かったりなどのケースは売れにくいです。
また、実家が古く、汚れが目立つ場合は、イメージダウンにもつながります。
リフォーム代を考慮し、価格を下げることでも売れやすくなるでしょう。
実家を売却できないときの対策方法
なかなか売却できない場合、どのような対策をすればいいのでしょうか。
1つ目は、売却価格を下げることです。
先ほども少しお伝えしましたが、売却できない場合は、まず価格を見直しましょう。
実家の場合は、老朽化していたり、立地条件が悪かったりすることがあるので、市場価格で売却に出しても売れにくいです。
そのため、相場価格よりも売却価格を下げることで買主が見つかりやすくなります。
価格よりも売却することを優先したい方は検討してみてください。
2つ目は、更地にして売ることです。
建物が老朽化していたり、間取りが特殊だったりなどが原因で売却できない場合、土地を更地にすることで、売却できる可能性が高くなります。
新築を建てるために土地を探している方もいるため、購入したいと思う人が増えるからです。
しかし、更地にする場合は、解体費用が必要です。
例えば、34坪の木造住宅であれば、約100万円~200万円かかります。
また、更地にしても売れないということもあるため、メリット・デメリットを考慮した上で慎重に判断しましょう。
まとめ
実家が売れない方の多くの原因は、売り出し価格です。
高すぎると、なかなか購入者も現れないため、まずは価格の見直しから始めましょう。
価格を下げても売れない場合は、更地にして売ることも視野に入れてみるのもいいかもしれません。
ただし、更地にするのはリスクもあるため、しっかり検討した上で決めてくださいね。