抜いても抜いても生えてくる空き家の雑草は、とても面倒です。
しかし、しっかりと処理をしなければ、近隣トラブルの原因にもなってしまいます。
そこで今回は、空き家の雑草対策が必要な理由とその方法についてご紹介します。
空き家にも雑草対策が必要な理由とは?
近隣トラブルに繋がりやすい
ムカデやハチといった害虫は、雑草が生い茂っている場所をよく好みます。
そのため、雑草を放置していると、害虫が発生しやすくなり、近隣住民の庭に入り込んでトラブルの原因となるのです。
不法投棄場所とされる場合がある
雑草が多く生えているとそれが目隠しとなり、粗大ごみや産業廃棄物を不法投棄されることがあります。
さらに、その不法投棄物はその空き家の所有者が処理しなければならないとされているのです。
自治体による管理条例
自治体によっては、空き地に繁茂した雑草の除去に関する条例を制定しているところがあります。
その地域で空き家の雑草をそのままにしておくと勧告ののち、罰金を科せられる場合さえあるのです。
空き家の雑草対策方法4選
雑草はただ抜くしか方法がないと思いがちですが、雑草対策に効果的な方法はいくつかあるのです。
1つ目は、防草シートと砂利を敷くことです。
防草シートとは、雑草の発生を防止するために地面に敷くシートのことで、雑草の種が発芽しにくくなるのです。
とはいえ、紫外線に弱く劣化しやすいデメリットがあるため、その防止のために砂利を撒くのです。
2つ目は、土系舗装の一種である固まる土を敷く方法です。
この方法は、先に地面の土を鋤取り、雑草の株を除去しておくことが重要です。
なぜなら、このような固まる土には亀裂が入り、そこから雑草が生えてきてしまうからです。
しかし、強度の面では不安も残るため、毎日歩く場所や駐車場には不向きです。
3つ目は、除草剤を撒くことです。
コストがかからず、いち早く空き家の雑草対策をするにはこの方法が1番適しています。
ただし、この方法には長期間除草剤の効果を持たせるためのコツがあるので、そこまでしっかりと押さえなければなりません。
4つ目は、植木を伐採してしまうことです。
多くの空き家には、雑草だけでなく植木も生えています。
これを放置していると、枝葉が伸び茂ったり、雑草以上に近隣に迷惑をかけたりと、トラブルの原因にもなります。
そのため、不要な植木は、根っこまで抜くことがおすすめです。
一方で、この作業はプロでも大変なもので、DIYで行うと、終わるまでに大抵1年ほどかかってしまいます。
まとめ
今回は、空き家の雑草対策が必要な理由とその方法についてご紹介しました。
空き家の雑草は、外観の問題だけでなく、近隣トラブルを引き起こす大きな原因にもなります。
しかし、今回ご紹介した方法で適切な手入れをすることで、効率よく雑草問題を解決できるのです。