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不動産売却コラムCOLUMN

不動産一括査定から手を引くべき4つの理由

不動産売却を考えている皆様へ。不動産一括査定サービスを避けるべき4つの理由と、賢い売却方法を紹介します。安心して売却を成功させる秘訣を公開!

 

不動産売却時に一括査定サービスを利用しない方が良い4つの理由を、不動産の専門家として、わたくし佐伯慶智が解説します。まず、不動産一括査定サービスを利用すると、実際の売却額よりも過剰に高い金額で査定されることがあります。これは、不動産会社が顧客を獲得するために、現実的でない高価格を提示するためです。さらに、複数の不動産会社に個人情報が共有され、プライバシーに関する問題が生じる可能性があります。また、一括査定により高い価格が提示されると、不動産の実際の市場価値との乖離が生じ、売却プロセスが長引く原因となります。また、一括査定サービスを利用すると、多数の不動産会社から連絡が来ることによるストレスも無視できません。

 

これらの理由から、不動産一括査定サービスの利用は慎重に行うべきだと私は思っています。不動産売却を検討する際は、信頼できる不動産会社と直接相談することをお勧めします。これにより、不動産の実際の価値を正しく評価し、スムーズな売却プロセスを実現することができます。最新の情報に基づいた適切なアドバイスを受けることで、不動産売却において最適な結果を得ることができるでしょう。

 

過去のコラムでもいくつか記事を書いていますので、そちらもご確認ください。

不動産一括査定サイトの功罪について

浜松市での安心不動産売却:不動産一括査定の落とし穴

 

はじめに

不動産を売却する際、多くの方が最高価格で売却したいと考えます。そのために、不動産一括査定サイトの利用を検討することが一般的です。これらのサイトは、複数の不動産会社から一度に査定額を受け取ることができ、便利であると同時に、売却プロセスを迅速化する手段として魅力的に映ります。しかし、その利便性の裏には、売主が注意すべきいくつかのデメリットが潜んでいます。

 

本コラムでは、不動産のプロフェッショナルとして、不動産売却と不動産一括査定サービスの利用を再考するべき4つの主な理由に焦点を当てます。私たちは、不動産売却のプロセスを通じて最も高い価値を引き出し、同時にトラブルを避ける方法についての洞察を提供したいと考えています。不動産売却は、多くの人にとって人生で一度または数回のみの経験であり、そのプロセスは複雑で情報に基づく意思決定が必要です。本文を通じて、売主が直面する可能性のある課題を理解し、賢い選択をするための知識を提供します。

 

 

不動産売却における一括査定サービスの利用

不動産を売却する際に、一括査定サービスの利用は一つの選択肢として非常に人気があります。このサービスは、複数の不動産会社に一度に査定依頼を出すことができるため、時間と労力を大きく節約できる利点があります。例えば、マンションの売却経験者の中には、「利用してよかった」と感じている人が多数いらっしゃるのも事実です。これは、一括査定を通じて、短期間で複数の見積もりを比較でき、最も有利な条件を提示する不動産会社を見つけやすくなるからです。

 

不動産一括査定サービスを使うことで、不動産仲介会社同士の競争が生まれ、その結果としてより高い査定価格を提示される可能性が高まります。また、査定結果を比較することで、自分の不動産の市場価値を把握することができるのも大きなメリットです。さらに、特定のサービスでは、不動産売却の悩みを専門のアドバイザーに無料で相談できるサポートも提供されています。

不動産仲介業者が競い合って

しかし、一括査定サービスを利用する際には、そのデメリットにも注意が必要です。一部のサービスでは、査定額を高く見積もって媒介契約(売却の依頼)を獲得しようとする不動産会社も存在するため、実際の市場価値と乖離した査定価格に惑わされないようにすることが重要です。また、個人情報の取り扱いにも注意が必要で、どの不動産会社に情報が共有されるのか、事前に確認しておくべきです。

一般的な不動産一括サイトのホームページです

結論として、不動産一括査定サービスを利用する際には、その利点を最大限に活用すると同時に、潜在的なリスクにも留意することが求められます。賢い売却戦略を立てるためには、サービスの特徴をよく理解し、自身の不動産売却の目的に最も適した選択をすることが大切です。

 

不動産の価格にも色々あります。過去のコラムで詳しく説明していますので、そちらをご確認ください。

プロが教える不動産売却 査定価格・売出価格・成約価格の相関関係

 

不動産一括査定サービスを避けるべき4つの理由

不動産売却を検討する際に多くの方が利用する不動産一括査定サービスですが、このサービスの利用にはいくつかの注意点があります。以下に、利用を控えた方が良いと考えられる4つの主な理由を挙げます。

住宅の写真

  • 1.個人情報の取り扱いとプライバシーの懸念

一括査定サービスを使用することで、あなたの個人情報が多くの不動産会社と共有されます。これにより、プライバシーに関わるリスクが生じ、望まない営業連絡を受けることになるかもしれません。

 

  • 2.実際の売却価格との乖離

提示される査定額は、しばしば実際の市場価格よりも高く設定されることがあります。これは売却を急ぐ売主を誤った期待に導き、結果として売却プロセスが停滞する原因となることがあります。

 

  • 3.不動産会社からの過度な営業

一括査定を利用すると、多数の不動産会社からの積極的な営業が行われます。これは、時間とエネルギーを消費するだけでなく、適切な判断を難しくする可能性があります。

 

  • 4.市場価値の誤解と期待値のズレ

一括査定により提示される高額な価格によって、実際の市場価値を誤解するリスクがあります。これは、適切な売却機会を逃すことにつながりかねません。

 

これらの理由から、不動産一括査定サービスの利用は慎重に行うことが推奨されます。皆様一人ひとりの売却状況に最も合った方法を選択し、必要であれば専門家の助言を求めることが、賢明な売却戦略と言えると思います。

以下に、その4つの理由をもう少し掘り下げて解説していきます。

 

個人情報の取り扱いとプライバシーの懸念

不動産一括査定サービスを利用する際、最も重要な懸念事項の一つが個人情報の取り扱いとプライバシー保護です。不動産一括査定サービスでは、物件の詳細に加え、連絡先や住所などの個人情報を入力する必要があります。この情報は、提携している複数の不動産会社と共有されるため、プライバシーに関するリスクが伴います。

頭をかかえた男性

不動産査定のプロセスにおいて、個人情報が不適切に取り扱われることで、望まない営業電話やメールが増加する可能性があります。また、最悪の場合、個人情報が第三者に漏洩し、プライバシーが侵害されるリスクも否定できません。

 

プライバシーの保護は、個人が安心してサービスを利用するための基本条件です。そのため、不動産一括査定サービスを選択する際には、サービス提供者の個人情報保護方針を確認し、個人情報の取り扱いに関する詳細を把握することが重要です。また、不動産仲介会社に個人情報を提供する前に、どのように情報が使用され、保護されるかを理解することも必須です。

 

不動産一括査定サービスを利用するメリットは大きいものの、個人情報の安全性とプライバシー保護に関しては十分な注意が必要です。個人情報の取り扱いについての透明性と信頼性を確保することで、安心して不動産売却の査定を進めることができます。

 

実際の売却価格との乖離

不動産一括査定サービスを利用する際には、提示された査定価格と実際の売却価格との間に大きな乖離があることに注意が必要です。多くの場合、一括査定サービスによって提示される価格は、市場価格よりも高めに設定されていることがあります。これは、不動産仲介会社が売却依頼(媒介契約)を獲得したいがために、他の競合会社よりも高い査定額を提示するためです。

 

しかし、実際に売却プロセスに入ると、市場の実情や物件の状態を踏まえた上で、価格の再評価(値下げ交渉)が行われます。この結果、最初に提示された査定価格と実際に成約する価格との間に乖離が生じることが一般的です。この乖離は、売主にとって期待外れの結果となり、売却プロセスにおける不満や不安を引き起こす原因となります。

 

さらに、査定価格と売却価格の乖離は、売却期間の長期化や、売却計画の見直しを余儀なくされることにもつながります。市場価格よりも高く設定された価格で物件が売り出された場合、購入希望者が見つかりにくくなり、結果として物件が長期間売れ残るリスクも高まります。

高すぎる価格で売出した物件は

実際の売却価格との乖離を避けるためには、複数の不動産会社から査定を受け、その中で最も現実的で信頼できる査定額を選択することが重要です。また、地域の市場動向や類似物件の成約価格を参考にしながら、売却価格を慎重に決定することが、スムーズな不動産売却への鍵となります。

 

ご自分でも価格をしっかりと見極めたいという方は、下記サイトをご利用ください。

国土交通省 不動産取引価格情報検索

不動産仲介会社からの過度な営業

不動産一括査定サービスを利用した後、不動産会社からの過度な営業連絡が頻繁に発生することがあります。この現象は、一度に複数の不動産会社に査定を依頼することにより、それぞれの会社が売却の機会を得るために積極的にアプローチを行う結果生じます。不動産会社にとっては、査定依頼は潜在的な顧客であるため、契約に至るまでしつこく連絡を続けることが一般的です。

震えるおばあちゃん

このような過度な営業は、売却を検討している所有者にとっては大きなストレスとなり得ます。多くの場合、不動産会社からの電話やメールが頻繁に届くことにより、売却プロセスが負担と感じられることもあります。さらに、売却の意思が固まっていない段階での過度な営業は、売却に対する意欲を低下させる可能性もあります。

 

過度な営業から身を守る方法としては、不動産一括査定サービスを利用する際に、プライバシーポリシーを確認し、個人情報の取り扱いについて明確に理解することが重要です。また、不動産会社との初期のやり取りで、連絡の頻度や方法について明確な希望を伝えることも一つの手段となります。必要であれば、「現時点では売却の意思が固まっていないため、連絡を控えてほしい」と伝えることも有効です。

 

不動産売却は、多くの人にとって重要な決断です。そのプロセスを円滑に進めるためには、不動産会社からの過度な営業に対処する方法を知っておくことが、売却体験をより良いものにするために役立ちます。

 

市場価値の誤解と期待値のズレ

不動産一括査定サービスによって提示される査定価格が、実際の市場価値と乖離していることは、不動産売却過程における一般的な問題です。特に、不動産一括査定サービスを利用する際には、複数の不動産会社から提示される査定額が、現実の市場価値よりも高い傾向にあることがしばしば見受けられます。この現象は、売却を検討している所有者に対して、不動産の価値について過剰な期待を持たせる結果となります。

アンカリング効果

しかし、実際に市場で取引される価格は、多くの場合、最初に提示された査定価格(売出価格)よりも低くなることがよくあります。この乖離は、売却プロセスにおいて重要な障害となり、最終的には売却の遅延や取り消しにつながる可能性があります。売主が不当に高い価格を期待していると、適切な購入者が見つかりにくくなり、物件が市場に長期間残留する原因となり得ます。

 

市場価値の誤解と期待値のズレを避けるためには、売却前に独立した不動産評価の専門家に相談することが推奨されます。これにより、現実的な市場価値の理解を深め、売却プロセスをよりスムーズに進めることが可能となります。また、複数の査定結果を比較検討する際には、各不動産会社が提示する価格の背景にある市場分析や評価基準を理解することが重要です。

 

つまり、不動産一括査定サイトを最初から使うのではなく、セカンドオピニオン(医療分野で言う【第2の意見】)的に利用するのであれば、とても有効な手段であると思います。

 

不動産の売却は、適切な情報と理解に基づいて行うことが成功への鍵です。市場価値についての正確な理解を持つことで、不動産売却における期待値のズレを最小限に抑え、より良い売却結果を得ることができます。

 

また、不動産の売却を検討される方は、最新の不動産市況や景気の動向もチェックする必要があります。下図は、中部圏不動産流通機構の令和6年2月発行の季刊サマリーレポートです。コレを見ても明らかですが、すでに不動産価格は下げ基調です。

中部圏の不動産市場の実態

引用元:中部圏不動産流通機構 中部レインズ 季刊サマリーレポート (2023 年 10~12 月期)

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誤情報が多い不動産一括査定サイトの広告

不動産売却を考えたとき、ネットで『不動産 高く売る』など検索をかけると思いますが、一番に飛び込んでくるのは不動産一括査定サイトではないでしょうか?下図のような広告を皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか?

0最高額で査定する裏技

全部が全部ウソだとは言いませんが、あまりに過剰な内容はどうかと思います。皆様が逆の立場で買う側になった場合、

査定金額(通常の売却方法で3カ月以内に売れるであろう金額)の3割や5割も高い物件を買いますか?私は100%買わないです。また、煽り文句としての『30年ぶりの不動産バブル到来』とか、『買った時よりも何割も高い金額で売れている方が続出中』など、データを一面的にしか見ていない不動産の素人の考えそうな常套句を並べています。

 

2024年不動産市況の判断ですが、不動産価格は下がります。既に中部圏不動産流通機構のレポートでも直近の四半期で成約価格は下げて来ています。また、新築建売のそうですが、中古マンション・中古戸建・土地全てにおいて在庫物件数が増加しています。市況が好調であれば、在庫数は減るのが当たり前です。増えているという事は【売れていない】という事です。

 

また、土地については、まだ中部圏は上がる見込みはありますが、もう既に分譲住宅最大手である飯田グループホールディングスの各社は、令和6年2月より用地仕入規制に入っています。規定の利益確保が出来ていない地域での用地仕入を規制することで、適正在庫に持っていこうとしています。こうなれば、土地価格もおそらく下げ圧力が掛かるはずです。

 

そんな状況になるかもしれない中、30年ぶりの不動産バブルと謳う【不動産一括査定サイト】を信用してはいけません。もちろん全ての不動産一括査定サイトがそうだという事ではなく、一部のサイトには注意していただきたいという事です。

 

 

松屋不動産販売株式会社のアプローチ

松屋不動産販売株式会社は、愛知県と静岡県を中心に活動する不動産仲介業者です。お客様に対して独自のアプローチでサービスを提供しています。当社のアプローチは、顧客のニーズに応じた柔軟な対応と、地域に根差した深い市場理解に基づいています。

私たちは不動産のプロフェッショナルであり続けます

  • 総合的なサポート

松屋不動産販売は、一戸建て、土地、中古マンションなど幅広い不動産取引に対応し、お客様が抱える様々な不動産売買の課題に対して、専門的知識を持った経験豊富なスタッフが総合的なサポートを提供します。土地売買においては、確定測量を通じたトラブル回避策を提案するなど、後々の問題を排除し、顧客の利益を最大限に守るためのアドバイスを行っています。

 

  • 地域密着型のサービス

当社は愛知県豊橋市を中心に、愛知県全域と静岡県西部に5店舗を展開し、地域に密着したサービスを強みとしています。地域の不動産市場に精通したスタッフが、地元ならではの情報を活用して顧客に最適な売買戦略を提案します。この地域密着型のサービスは、顧客にとって大きな信頼と安心を提供しています。

 

  • 顧客第一の姿勢

松屋不動産販売は、顧客のニーズと期待を第一に考え、あらゆるお客様に合わせた最適な不動産ソリューションを提供することに注力しています。お客様との長期的な信頼関係を大切にし、不動産取引を通じて顧客のライフスタイルの向上に貢献することを目指しています。

 

  • 豊富な情報提供

不動産検索サイト「IEDEPA-家デパ-」を運営するなど、顧客が自ら情報を収集しやすい環境を整えています。このサイトでは、愛知県・静岡県における一戸建て、土地、中古マンションの豊富な不動産情報を提供しており、お客様が自宅で簡単に不動産情報を得られるようサポートしています。

 

松屋不動産販売株式会社は、これらのアプローチを通じて、お客様一人ひとりの多様なニーズに応え、地域社会に貢献していくことを目指しています。

 

不動産一括査定から手を引くべき4つの理由:まとめ

本稿では、不動産一括査定サービスの利用における利点と懸念点を探求しました。不動産一括査定サービスは、多数の不動産仲介会社に査定依頼を一度に送ることができる便利なツールですが、その利用には注意が必要です。

 

  • ①個人情報の取り扱いとプライバシーの懸念

一括査定サービスを利用することで、個人情報が多数の不動産会社と共有されるリスクがあります。これによりプライバシーに関連する問題が発生する可能性があるため、サービスを利用する際は慎重に選択する必要があります。

 

  • ②実際の売却価格との乖離

提示される査定価格が実際の市場価格と乖離している場合があります。この乖離は、売却プロセスにおいて売主の期待を裏切り、不満を引き起こす可能性があります。

 

  • ③不動産会社からの過度な営業

一括査定サービスを利用した後、売主は不動産会社からのしつこい営業にさらされることがあります。これは、多くの場合、売主にとって不快な経験となります。

 

  • ④市場価値の誤解と期待値のズレ

一括査定を通じて提示された価格により、売主が不動産の市場価値を誤解し、現実と合わない高い期待を持つことがあります。これは、適切な売却機会の損失につながる可能性があります。

 

結論として、不動産一括査定サービスはその利便性と効率性から魅力的な選択肢ですが、利用する際はそのデメリットも十分に理解し、慎重に利用することが推奨されます。適切なサービスの選択と、個人情報の保護、そして現実的な売却価格の期待設定が、皆様の不動産売却成功への鍵となります。

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