マンションを所有している方の中には、いつか売却することを考えている方も多いでしょう。
売却のタイミングや価格設定は、将来の資産運用にも大きく影響するため、慎重に検討する必要があります。
この記事では、築年数や市場情報を基に、マンション売却の適切なタイミングと詳細な売却相場の調べ方について解説していきます。
目次
築年数別に見るマンション売却相場のポイント
マンションの売却相場は、築年数によって大きく変動します。
築年数ごとの特徴と売却価格の変化を理解することで、最適な売却時期を判断できます。
1:築0~5年
築浅物件として人気が高く、有利な条件で売却できる可能性が高いです。
しかし、1年経過するごとに価格が大きく下落するため、売却を検討する際は、なるべく早く行動することが大切です。
2:築6~10年
築5年を超えると、価格の下落スピードは落ち着いてきます。
じっくりと売却のタイミングをうかがえるでしょう。
3:築11~20年
築10年を超えると、築浅物件との条件面での差が大きくなり、買い手を見つけるために工夫が必要になる場合があります。
しかし、価格の下落スピードは安定しているので、条件に合う買い手を見つけるためにある程度時間をかけてもよいでしょう。
4:築21~25年
築20年を超えると、売却価格が大きく下落する可能性があります。
「築25年目までの売却」を視野に入れておくことが重要です。
5:築26年以降
築年数が進むにつれて、売却価格はさらに下落していきます。
築年数の古いマンションは、リフォームや修繕などの費用がかかるため、買い手にとって魅力が低くなる傾向にあります。
マンション売却相場の具体的な調査方法
正確な売却相場を知るためには、過去の成約事例を調査することが有効です。
土地総合情報システムやレインズマーケットインフォメーションなどのツールを活用することで、より詳細な情報を収集できます。
1:土地総合情報システム
国土交通省が提供するサービスで、過去の成約事例を検索できます。
売却金額、所在地、駅からの距離、間取りなどの細かい情報が得られます。
条件検索で、できるだけ近い条件の物件を検索し、その売却金額を参考にしましょう。
2:レインズマーケットインフォメーション
不動産会社向けのデータベースで、こちらも過去の成約事例を検索できます。
土地総合情報システムと同様に、条件に合う物件を探し、売却価格を調べましょう。
まとめ
マンションの売却相場は、築年数や市場状況によって大きく変動します。
適切な売却時期と価格設定を判断するためには、築年数ごとの特徴や売却価格の変化、そして過去の成約事例を調査することが重要です。
売却を検討する際には、これらの情報を参考に、慎重に判断を行いましょう。
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