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遺産分割と共有物分割の違いを解説!

相続や不動産の分割を検討している時、よく耳にする言葉に「遺産分割」と「共有物分割」があります。
どちらも財産を分割する手続きですが、一体何が違うのでしょうか。
法律用語に詳しくない方にとっては、この違いが分かりづらく、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、遺産分割と共有物分割の違いを解説します。

 

愛知県にお住まいの方に遺産分割と共有物分割の違いを解説!

遺産分割と共有物分割は、どちらも財産を分割する手続きですが、対象となる財産や手続き方法、発生する場面などが異なります。

 

1: 対象となる財産

遺産分割では、亡くなった方の財産(遺産)が対象となります。
一方で共有物分割では、複数の人が共有している財産(不動産、動産など)が対象です。

 

2: 手続き方法

遺産分割では、家庭裁判所での遺産分割調停になります。
共有物分割では、地方裁判所での共有物分割請求訴訟です。

 

3: 発生する場面

遺産分割では、相続が発生した場合で起こります。
一方で、共有物分割では相続による共有、共同購入による共有、贈与による共有など、複数の人が共有している状態を解消したい場合に発生します。

具体例で考えてみましょう。
Aさんが亡くなり、土地と預金が遺産として残りました。
Aさんの相続人は、配偶者と子供2人の計3人です。
この場合、3人で遺産をどのように分割するかを決める手続きが「遺産分割」です。

もう一つ具体例をご紹介します。
BさんとCさんが共同でマンションを購入しました。
その後、Bさんはマンションを手放したいと考えています。
この場合、マンションをどのように分割するかを決める手続きが「共有物分割」です。

 

 

分割方法による影響を理解しよう

遺産分割や共有物分割では、複数の分割方法を選択できます。
それぞれの分割方法には特徴やメリット・デメリットがあるため、自身の状況に合った方法を選択することが重要です。

 

1: 現物分割

共有物をそのまま物理的に分割する方法です。
土地を分筆して、各共有者が独立した土地を取得する形になります。
メリットは、共有物の価値を維持できる点です。
デメリットは、分割によって利用価値が低下する場合があることが挙げられます。

 

2: 代償分割

一人の共有者が共有物を独占する代わりに、他の共有者にその持分に相当する代償金を支払う方法です。
特定の共有者が所有する不動産をそのまま取得する代わりに、他の共有者に代償金を支払います。
メリットは特定の共有者が共有物に特別な愛着を持っている場合に有効であることです。
一方でデメリットは代償金の額の決定や支払い能力が問題となる場合があることです。

 

3: 換価分割

共有物を市場で売却し、得られた売却代金を持分に応じて分配する方法です。
不動産を売却し、得られた売却代金を各共有者の持分に応じて分配します。
公平性が高い一方で、売却に伴う手数料や税金の支払いが必要であることに注意が必要です。

 

まとめ

遺産分割と共有物分割は、対象となる財産や手続き方法、発生する場面が異なるため、それぞれの違いを理解することが重要です。
分割方法も複数あり、それぞれの方法には特徴があります。
自身の状況に合わせて、最適な手続き方法と分割方法を選択することで、スムーズに相続や不動産の分割を進められるでしょう。

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