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不動産売却コラムCOLUMN

不動産契約不適合責任の具体例を解説!売主が責任を負うケースとトラブル防止策

不動産売買契約は、人生における大きな決断の一つです。
中でも、売主となる場合は、契約不適合責任というリスクを理解しておくことが重要です。
そこで今回は、契約不適合責任の具体例と売却時の対策について解説します。

 

不動産契約不適合責任の具体例を紹介!

不動産売買契約において、売主は契約不適合責任を負う場合があります。
これは、売買契約の対象となる不動産に、契約書に記載された内容と異なる欠陥や瑕疵が存在する場合、売主は買主に対して損害賠償や契約解除などの責任を負うことを意味します。
ここでは、売主が実際に責任を負う可能性のあるトラブル事例を紹介し、契約不適合責任の理解を深めます。

 

1: 付帯設備の故障

中古マンションや戸建の売買では、給湯器、キッチン、浴室、トイレ、洗面台、洗濯機、床暖房、インターフォンなどの付帯設備が故障している場合があります。
これらの設備が契約書に記載されているにも関わらず、引渡し後に故障が判明した場合、売主は修理などの責任を負う可能性があります。

 

2: シロアリの被害

中古戸建の場合、床下のシロアリ被害は深刻な問題となることがあります。
シロアリは木材を食い荒らすため、放置すると家の構造に影響を与え、大きな修理費用が発生する可能性があります。

 

3: 給水管の故障による水漏れ

築年数の古い物件では、給水管の腐食が進んでおり、水漏れが発生していることがあります。
水漏れが発生した場合、売主は修理費用を負担する必要があり、場合によっては、周辺住戸への被害も考えられます。

 

4: 雨漏り

屋根や天井の劣化、壁のコーキングの破損などにより、雨漏りが発生することがあります。
雨漏りが発生した場合、売主は修理費用を負担する必要があり、放置すると建物全体の構造に影響を与える可能性もあります。

 

5: 土壌汚染、埋設物

土地の売買では、土壌汚染や埋設物が発見される場合があります。
土壌汚染は、土壌の浄化費用が発生し、埋設物は、撤去費用や処分費用が発生する可能性があります。

 

 

契約不適合責任を回避するための対策

売主が契約不適合責任を負わないようにするためには、事前に対策を講じることが重要です。
ここでは、契約書に特約事項を盛り込むことや、専門家に調査を依頼することなど、具体的な対策を紹介します。

 

1: 契約書に特約事項を盛り込む

契約書に、売主が責任を負わない範囲を明確に記載しておくことが重要です。
例えば、物件の現状を「現状渡し」とする特約や、引渡し後の瑕疵については売主が責任を負わないとする特約などを盛り込むことができます。

 

2: 専門家に調査を依頼する

売主は、不動産の専門家である建築士や不動産鑑定士に、物件の調査を依頼することを検討しましょう。
専門家による調査では、建物の構造や設備の状態、シロアリ被害の有無などを確認することができます。
調査結果を契約書に添付することで、売主の責任を軽減することができます。

 

3: 不動産会社に売却を依頼する

不動産会社に売却を依頼する場合、契約書の作成や重要事項説明書の確認など、売主は専門的な知識が必要となります。
売却を依頼する不動産会社は、契約不適合責任に関する豊富な知識と経験を持つ会社を選びましょう。

 

まとめ

不動産売買契約において、売主は契約不適合責任を負う可能性があります。
売主が責任を負わないようにするためには、事前に対策を講じることが重要です。
契約書に特約事項を盛り込んだり、専門家に調査を依頼したり、契約不適合責任に詳しい不動産会社に売却を依頼したりすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

愛知県(名古屋市、東三河、西三河など)を中心に不動産の売買をワンストップでサポートしています。
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